電車内のマナー 親子で学んだら (from 読売新聞朝刊投書欄)
8月 8th, 2006
今日8/7付読売新聞朝刊の投書欄に、ポケモンスタンプラリーに対する苦言が載っていました。最近特にマナーの悪い子供たちが目に付くとのことです。
確かに今日もホームやエスカレーターを走ったり、改札からスタンプ台までダッシュしたり、まだ人が降りているのに乗り込んでいったり、そんな子供たちを見かけました。子供たちだけでまわってる子が特にひどいかな。でもよく見ると実は親もついていたりするので、よけい始末が悪いです。
またひどい話で、親は改札の外に出ないで待ってる。なので子供たちだけでダッシュして並んで、列を守らなかったりすることもある。親はきっとこの駅まで切符を買ってないし、そばにいないので注意もしない。何度も目にする光景です。
さすがに人気のマナフィのいる赤羽駅では、今日は4~5人の駅員さんたちが拡声器を持って、改札口から走り出すこどもに「はしっちゃだめだよ!」「はしらないでね!」って何度も何度も注意していた。新聞の投稿のこともあるのかな?
子供たちが走り出しやすい場面ってのもあるような気がする。ひとつは、出口がいちばんはじっこの駅に降りたとき。スタンプから遠い!って思ってつい走り出してしまうみたい。もうひとつは、改札口からスタンプ台が離れていて、かつ見える場合。スタンプはあそこにあるぞ!走れ!って感じになってしまうみたい。赤羽駅とかはそんな感じでしたね。
走らない場合はその逆で、電車のどこからでも改札口へ向かう階段やエスカレーターに近くて(つまり改札は中央口で)、そしてスタンプ台が改札のすぐ脇にあって、スタンプが多くて列もきれいに伸ばされている場合かな。
今年は98駅にポケモンスタンプが設置されています。たくさん集めるのが楽しい、それがスタンプラリーの醍醐味です。でもさきほどの走らないようなスタンプ設置ができる駅に限定してもいいのかなとも思えてきます。そうなったらものすごく自分としては残念だけど・・・。
あとは大人の子供へのかかわりかたですね。走っちゃダメだよ!静かにしてね!自分が子供のころって、駅員さんってものすごく立派に見えて、注意なんてされようものなら・・・って感じだったなぁ。そういう大人のすごさってあった気がする。たまたま見かけた新日本橋で、駅長さんが暑いのに白い正装のスーツで子供たちに声をかけていた。もちろん注意もきちんとしながら。これってすごく子供には印象に残ったみたい。
ところが今はすっかり見て見ぬ世の中になってりる。これは自分ももちろんそのひとりの場合だってあるけど。でも、ルールをきちんと守らせる、守らせないから誰も守らなくなる、のつながりはきちんと絶っていきたいですね。スタンプ帳だってひとり一枚なのに、なんで10冊も持ってたりするんだろう?それを見てスタンプ台のそばの係員さんは何もいえないんだろう?そんな不思議な光景もきちんといえば直るはずだよな。ってこれは誰かに期待する方法です。
では自分ではどうするか。お姫さまとスタンプラリーをして、結構自分でも電車や駅のルールを再認識できました。まだ素直な年齢ってこともあるんで、一度教えたルールをお姫さまはきちんと守ります。でもいっしょについてるおとう、ついエスカレーターで歩き出したり、ホームで小走りになったり、階段の上りと下りを逆に進みそうになったり。するとお姫さまがピシャリ。「だめだよ!」って。
やっぱり大人の姿を子供はよく見ています。その大人がまずきちんとルールを守らなきゃ意味がない。そのルールの意味を大人がきちんと知ってなきゃいけない。その上で子供にルールを守らせる。守らせるからそれはルールになる。結局精神論になるかもしれないけど、その認識が一番大切だな。
そしてその認識を周知徹底するために、来年はJR側にも企画段階からいろいろ工夫をおねがいしたいな。あきらかにスタンプラリーがはじまってから急遽張り出した「はしってはいけません!」のパソコン張り紙だけでなく。たとえばポケモンが登場する交通マナーやルールの教育ポスターとか、スタンプ帳のページとか、今回の投書のようなコーナーづくりとかいろいろありそうですね。期待しています。
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