絵本作りの5つのコツ ティラノサウルス宮西達也さんに学ぶ (From 読売新聞 日曜版)

9月 18th, 2006

 国会答弁とか役所の記者会見でよく耳にする不思議なことば、「遺憾」。辞書で引いてみると「残念に思うこと」(三省堂 デイリーコンサイス国語辞典)だったり、「思い通りに事が運ばなくて残念だ」(ウィキペディア)だったり。

4591076431 おまえうまそうだな
宮西 達也
ポプラ社 2003-03

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 でも、おとうもだいすきティラノサウルスシリーズや、おとうさんはウルトラマンシリーズで有名な絵本作家、宮西達也さんはこう表現します。

 「ぼくが悔しい、あなたも悔しい、みんなが悔しい」

 大人向けの内容であっても、子供にわからせる文章を考えることが大切。理屈っぽくならない易しい表現の組み立てを常に意識する。リズムやことばの繰り返しなども有効(宮西達也さん)。

 読売新聞日曜版「夢塾」に掲載された、絵本作りのコツ 5点からの紹介。やさしいことばって大切ですね。ついつい難しいことばを使いがちな大人。テレビのニュースで聞こえてくる難しい言葉を、にいちゃんやお姫さまに聞かれることも、しばしばありますね。仕事上でもプライベートでも、こどもにもわかるわかりやすいことばを使うように心がけたいなと思いました。

 

 他にも絵本作りのコツ5つ には参考になる点がいっぱいです。以下にメモ。

  1. じっくり観察
    絵を描くにも文を書くにも、実物を深く観察することがまず大事。
  2. 道具は質より使い方
    予想外の凸凹やかすれなど、道具の特性を生かすためにも同じ種類をとことん反復して使いこなす。
  3. 思い出からアイデア
    ゼロから創造するよりも自分の思い出や日常からヒントを得る。過去の感動が創造の引き出しになる。
  4. 紙めくって構想
    ページをめくるときのドキドキ感を大切にするために、じっさいに紙を綴じて描く。
  5. やさしい言葉で
    大人向けの内容であっても、子供にわからせる文章を考える。

 

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