ドラゴン桜に学ぶ 「ほめ方」
4月 9th, 2005
講談社の毎週木曜発売「モーニング」連載の「ドラゴン桜」。東大合格請負漫画のふれこみです。
今週は先週からの続きで「ほめ方」を学びます。キーワードは「アイメッセージ」。さて、これはいったい何でしょうか? その前にまず先週のおさらいです。
マンガのストーリーはこうです。
生徒達に勉強するクセをつけるために教師達はまずほめることを徹底します。その結果生徒達に勉強意欲を持たせられました。でも、それもだんだんと効果が薄くなってしまいます。それはなぜか・・・。
ほめられることに慣れてしまう生徒達。実はほめるほうも生徒のためを思ってではなく、自分のためにほめていたのではないか。それが生徒達に伝わってしまったのではないか・・・と。
毎回ほめられることでだんだんと素直に喜べなくなってしまいます。ほめられるほどに重荷にも感じてしまいます。ほめている相手が実は自分に「もっと」を要求しているのではないか・・と。
これではホメ言葉を使って相手を支配しようといるのと変わらないですね。そんな雰囲気が生徒達に伝わってしまっているのかもしれません。自分も子供や妻を褒めるときに、何か代償を得ようなんて、さりげなく思っちゃってるかもしれません・・・。
それでは相手のためにちゃんと褒めるにはどうすればいいのか、何に気をつければいいのか。マンガの中では、ほめることのキーワードとして「承認」と「確認」をあげています。「承認」は相手の存在を認めること。「確認」は相手のしたいいことを一緒に確かめること、です。このキーワードを元に「ホメ方テクニック十カ条」が紹介されています。
ホメ方テクニック十カ条
- 具体的に褒める
- 抽象的に褒める
- すぐ褒める
- 「これは」と思うことを、いつまでもしみじみと褒める
- 理由をつけて褒める
- 理由なしで褒める
- 褒め言葉のバリエーションを増やす
- 感謝の言葉も褒め言葉である
- 第三者も褒めていたと伝える
- その子の思い入れの大きいことを褒める
『「親力」で決まる 子供を伸ばすために親にできること』(宝島社)より
う~ん。親としても会社で働くものとしても奥が深い言葉がいっぱいです。特に8の「感謝の言葉も褒め言葉である」はちょっと考えさせられますね。「ありがとう」ひとつ、なかなかいえなくなってしまった自分がみえますし・・・。
さて具体的なホメ方については解説も含めて次週のお話に繰越です。長くなったので、また次に・・・(^^ゞ
「親力」で決まる ! 子供を伸ばすために親にできること | |
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