ドラゴン桜に学ぶ 「直感的思考段階」
3月 13th, 2005
ドラゴン桜
おとうの愛読書?講談社のモーニングに掲載のドラゴン桜。東大に合格するためのノウハウを具体的に指南していて評判なマンガです。小さい子供を持つ親にもかなり考えさせる内容のときもあり、今週はまさに小さな子供に対する効果的な早期教育法を展開しています。
スイスの児童心理学者ピアジェによると、子供は7歳くらいまで目に見えるイメージで直感的に結論を考える「直感的思考段階」と呼ばれる状態にいて、7歳から11歳くらいにかけて高さや重さ・長さを忘れずに認識し(保存性)、目に見えるイメージには左右されず具体的に理解できる「具体的操作期」になり論理的思考が身につき始めます。
・・・って、なんだか難しいので実験~。
“window.open(‘http://kosodateblog.otou-no.net/images/otou20050313_01.html’,’popup’,’width=1600,height=1200,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0′); return false” href=”http://kosodateblog.otou-no.net/images/otou20050313_01.html”>
同じ数のポケモンとアンパンマンを2列平行にならべます(漫画ではおはじきでした)。どっちが多い?って聞くとこの時点では同じ!だと言ってくれます。
でも目の前で手前のアンパンマンの列を広げてみます。そして同じようにどっちが多い?って聞くと列を広げたアンパンマンのほうを指差します。これが外見によって思考が左右されてしまう段階、「直感的思考段階」の子供の特徴です。
頭の良し悪しにかかわらず、子供にはかならず「直感的思考段階」と「具体的操作期」の境目があるみたいです。たしかに論理的思考が身につく「具体的操作期」になっていない子供に、無理やり論理的な勉強をさせても身につくことは難しいはずですね。
ならば早く論理的に考えられる段階に子供を持っていこう!・・・っていっても、子供の成長過程をコントロールすることはなかなかできません。この7歳の思考段階の境目を漫画では峠にたとえ、峠の向こう側「直感的思考段階」から、峠のこちら側「具体的操作期」に無理やりひっぱりあげること(無理やり塾に通わせる、お受験問題が解けないのを叱る)が子供のためにはならないとしています。成長には子供一人一人差があります。でも遅かれ早かれこの峠を自分の力で越えてくるので、じっと待つことをすすめています。
でも多少早めにこの峠を越えられるように親が協力できることもあります。峠のこちら側から大きな声で子供を呼びかけることです。つまり積極的に子供とコミュニケーションをとること、親子の会話がこの時期の子供には重要なのですね。会話の刺激で脳は活発に働き、ささいなことでも毎日の積み重ねは大きな差となってきます。この親子の会話の中から具体的には、国語力の育成として「絵本の追い読み」と日常生活の中で基本的なルールをしっかりと話しかけて説き聞かせながら教える「しつけ」が重要な教育法だと説いています。
・・・ってちょっと難しい内容でしたが、マンガならすんなりなんとなく理解できたみたいです。おとうさんが持ち帰るモーニングでこの作品を知り、本屋さんに駆け込むママが多いのもわかるような気がします。
◇このエントリで紹介した記事や本
Sankei Web読書
【出版インサイド】コミック『ドラゴン桜』 漫画で東大合格ノウハウ指南(03/07 05:00)
三田 紀房 おすすめ平均 |
ドラゴン桜 6 (6) 関連商品 by G-Tools |
|
カテゴリー: こどもの教育
ドラゴン桜(Keyword Search)
楽天広場<スコア順検索>にて、ただいま注目を集めているキーワード「ドラゴン桜」でこちらの記事が1671件中、上位 94位にあるため、キーワードサーチのブログランキングで紹介させていただきました…